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新人経理担当者のための仕事術 第10回

経理の基本は「6S」と「5W1H」

[ 村井 直志<むらい・ただし>(公認会計士)]

「経理」という仕事はじつに奥深く、会社の根幹を支える大事なものです。本連載では、「豆を仕切れる人」になるために、これだけはぜひ知っておいてほしい経理担当者のリテラシーについてお伝えしていきます。

新人経理担当者のための仕事術

「6S」を実践して問題発見力や解決力を高めよう

 初めての会社に伺ったとき、筆者が真っ先に向かうのがトイレです。
 「トイレはこころの鏡」といわれることもあるように、トイレが汚れている会社は必ず問題を抱えているからです。

「業績不振や粉飾、横領など問題の深刻度は、トイレの汚れ具合に応じて増す」——。

 そう筆者は感じています。

 一方、「強い会社」といわれる業績の良い組織のトイレはきれいです。どんなに旧式のトイレでも、業績の良い会社は清掃が行き届き、誰の目にも気持ちの良い環境が整っています。

 同じことは経理業務にもいえます。整理整頓清掃がしっかりされ、清潔で、しつけが行き届き、作法が整っている経理業務と担当者であれば、間違ったことが起こるはずがありません。
 何よりも、請求書・領収書などの証憑(証拠書類・エビデンス)の保存・整理の良否は、後の会計監査や税務調査などに影響を及ぼします。

 6Sで見通しをよくすれば、問題発見力・解決力が高まります。経営参謀見習いとしてビジネスに貢献するには、6Sの実践から始めましょう。

表:数字を扱うビジネスパーソンの6S

「5W1H」を意識した伝票起票を

 経理の仕事は、〝数字でコミュニケーションする〟ことなので、経営数字を誰が見てもわかりやすく表現しなければいけません。それには、「5W1H」を意識して、経理資料を作成することがポイントです。

 なかでも、取引内容を記入する伝票には、必ず取引発生の年月日と簡潔な摘要の記載を行う必要があります。

経理資料の作成はここに気をつけよう!

▼連載「新人経理担当者のための仕事術」

本記事は、『即戦力になる!基本が身につく 経理に配属されたら読む本』(日本実業出版社)より内容を抜粋し、企業実務オンライン用に再構成したものです。

『即戦力になる!基本が身につく 経理に配属されたら読む本』

『即戦力になる!基本が身につく 経理に配属されたら読む本』
村井 直志 著 日本実業出版社 発行 A5判 208頁 定価1,400円(税別)

経理に配属された新人が「即戦力」になるために必要な基本知識を解説

「経理部に配属されたものの、仕事の全体像や実務がよくわからない」という人向けに、会計・税務に関する基本事項のほか、業務をするうえで必要不可欠なエクセルの活用術を解説。
即戦力となる経理担当者に必要なスキルが、この1冊で身につきます。

著者 : 村井 直志<むらい・ただし>(公認会計士) 中央大学商学部会計学科卒。税務事務所、大手監査法人、コンサルファーム、東証上場会社役員などを経て、公認会計士村井直志事務所を開設。ビジネスにまつわる「数字」をわかりやすく伝承するアカウンティング・キュレーターとして、経営コンサルティング・監査・不正調査のほか、セミナー・執筆を行う。
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