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事務ごよみ【人事・労務】

8月の事務ごよみ

[ 2021年8月号 月刊「企業実務」編集部 ]

例年どおりであれば、夏休みを利用してインターンシップに参加したり、地元で就職活動をする学生が増えたりと、採用活動が活発になる時期です。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、通常スケジュールでの採用活動は難しくなっています。直接会って行なう説明会や情報交換は避けたいところなので、オンラインでの情報収集、情報交換に積極的に取り組むことが重要です。

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来春新卒予定者の採用活動

 例年どおりであれば、夏休みを利用してインターンシップに参加したり、地元で就職活動をする学生が増えたりと、採用活動が活発になる時期です。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、通常スケジュールでの採用活動は難しくなっています。

 直接会って行なう説明会や情報交換は避けたいところなので、オンラインでの情報収集、情報交換に積極的に取り組むことが重要です。

 オンラインを活用することで、いままで出会う機会のなかった学生との接点が生まれる可能性もあります。また、コロナ禍が落ち着いても、今後はWeb面接などが定着していくことも考えられますので、導入を検討するとよいでしょう。

夏場の健康管理

 夏場は疲労がたまりやすい時期です。疲労が原因で業務災害や通勤災害などが発生することを防ぐため、就業中は適度に休憩させるなど、社員の健康管理と安全対策を徹底しましょう。

 節電対策で冷房の温度を高めに設定している事業所が多いと思いますが、屋内にいても、脱水症状や熱中症になることがあります。寝不足や不規則な生活も体調不良を起こしやすくしますので自己管理を徹底させ、テレワーク下では特に仕事中にお互いの健康状態を確認しあいましょう。

 マスクはウイルス拡散予防には有効ですが、高温や多湿といった環境下での使用は熱中症のリスクが高くなる恐れがあります。熱中症には例年よりも一層の注意が必要です。

 厚生労働省のホームページでは、マスクの着用やエアコンの使用についてなど「新しい生活様式」における熱中症予防行動をまとめています。

パート・アルバイトのシフト管理

 夏物商戦の期間中、パート・アルバイトを増員している企業では、個々のスケジュールを把握して、早めに勤務シフトの調整を行ないましょう。

 一定の条件を満たせば、パート・アルバイトにも年次有給休暇を付与する義務が生じます。繁忙期に人手不足に陥って業務に支障が出ないよう、シフトの管理には十分留意してください。

交通事故発生時の対応確認

 2020年の交通事故死者数は全国で2839人(前年比マイナス376人)でした。交通事故死者数は4年連続で戦後最少を更新しており、初めて3000人を下回りました。

 また、全年齢に占める65歳以上の割合は56・2%で、半数以上が高齢者の事故となりました。

 死者数は減ってきていますが、悪質・危険な運転による重大な事故が後を絶ちません。安全教育が重点的に行なわれる時期は入社時や事故発生時が多いですが、慣れによる油断、加齢に伴う身体能力や判断力の低下も想定されます。勤務年数や年齢に応じた教育プログラムなど、社内の交通安全教育に力を入れましょう。

 また、社員が業務中や通勤途中に交通事故を起こしたり、巻き込まれたりした場合の対応(事故直後の対応)などについても、きちんと確認しておきましょう。

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