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事務ごよみ【人事・労務】

「来春新卒予定者の採用・厚生年金保険料率改定・労働衛生面のチェック」など―9月の事務ごよみ

[ 2015年9月号 ]

来春高校卒業予定者については、9月5日以降、学校推薦の応募受付が始まります。9月16日からは、面接等による採用選考も可能になりますので、推薦文書や応募書類をもとに候補者の選考を進めましょう。

「来春新卒予定者の採用・厚生年金保険料率改定・労働衛生面のチェック」など―9月の事務ごよみ

来春新卒予定者の採用活動

 来春高校卒業予定者については、9月5日以降、学校推薦の応募受付が始まります。9月16日からは、面接等による採用選考も可能になりますので、推薦文書や応募書類をもとに候補者の選考を進めましょう。重点校に絞って採用活動を行なうのも有効です。

 大学・短大等卒業予定者の採用活動も大詰めを迎えます。内定後に辞退者が出ないよう、入社時期まで定期的なフォローを続けることも大切です。

厚生年金保険料率の改定

 厚生年金保険の保険料率は毎年 0.354 %(坑内員・船員は 0.248 %)ずつ引き上げられ、最終的には 18.3 %で固定される予定です。

 2015 年9月(10月末納付期限分)からの一般被保険者の保険料率は 17.828 %(改定前は 17.474 %)となります。改定後の保険料(全額と労使折半額)については、右の表を参照してください。

 坑内員・船員の保険料率については、17.936 %(改定前は 17.688 %)となります。

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労働衛生面のチェック

 9月は、10月1日から始まる「全国労働衛生週間」の準備月間です。

 労働衛生面の管理不備から労災事故につながるケースは少なくありません。あらためて職場の作業環境や健康管理の見直しを図りましょう。

 とくに最近は、コンピュータ作業における労働環境の改善・見直し、過労死などに対する抜本的な対策が重要な課題となっています。

 月刊「企業実務」9月号では、12 月から従業員数 50 名以上の全事業所に義務づけられるストレスチェックについて、企業が事前に準備すべきことや導入時のポイントなどについてまとめています。

秋の健康診断の実施

 秋は健康診断のシーズンです。
 定期健診の実施にあたっては、早めに健診機関と日程等を調整のうえ、社員に日時・場所を周知徹底しましょう。

社員の健康増進の推進

 厚生労働省は、生活習慣病の特性や個人の生活習慣の改善の重要性についての理解を深めて健康づくりを促進するため、毎年9月を「健康増進普及月間」と定めています。
 生活習慣病や健康に関する情報を提示したり、勉強会を開くなど、社員のセルフケア意識を高めていきましょう。

障害者雇用の促進

 9月は「障害者雇用支援月間」として、障害者の職業的自立を支援するための様々な啓発活動が展開されます。
 法定雇用率をこれから満たす必要のある企業は、自治体主催の合同面接会や障害者就職支援セミナーなど、この時期に実施される支援策の活用を考えるとよいでしょう。

社員の異動状況の把握

 秋は、春の年度替わりに次いで異動の多い時期です。転勤や結婚などにより社員本人・家族の異動があった場合には、社会保険関係の法定事務のほか、住宅手当や家族手当の変更といった社内事務も発生します。社員から速やかに異動届の提出を受けるなど、手続きにモレがないようにしましょう。

マイナンバーに関するアナウンス

 10月から「マイナンバー」の通知が始まります。個人番号は、社員の住民票の住所地に送付されますので、現居住地に住民票を移していない社員がいれば、注意喚起が必要です。
 また、不正利用防止のために、利用目的を社員に周知し、少しずつ管理体制を整えていきましょう。

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