企業実務オンライン > キャリア・スキル > キャリア > キャッシュフロー表と家計バランスシートで定年後生活を「見える化」しよう

50歳からのキャリアプランニング 第4回

キャッシュフロー表と家計バランスシートで定年後生活を「見える化」しよう

[ 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士)]

「50歳」といえば、いよいよ「定年」が現実のものとして意識され始める年齢でしょう。残りの会社員生活と同じかそれ以上に長い「定年後」の人生を自分はどのように生きたいのか。50歳だからこそ、将来に向けたキャリアプランニングが大切になってきます。

キャッシュフロー表と家計バランスシートで定年後生活を「見える化」しよう

あなたのセカンドライフに必要なお金はどのくらい?

 セカンドライフを謳歌するためには、この先、いつ、どのくらいのお金が必要なのかを知ることが欠かせません。

 そこで前回(定年後の「ライフプラン=夢」と「お金」について考えよう)、セカンドライフの月当たりの最低日常生活費は 22 万円、ゆとりある生活費は 35.4 万円(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」平成25年度による。単身世帯はその約7割が相当)であり、現役時代の年収の多寡によって、その額が増減することを確認しました。

 では、実際にあなたのセカンドライフにはいくら必要で、どんなお金の流れがあるのでしょうか。

 今後の生き方を選択するためにも、その額と流れを大まかに想定してみましょう。

予想されるライフイベント&出費から全体コストを把握しよう

 今後かかるであろう費用にどんなものがあるか、ざっくりと把握します。

図1 かかる費用を予測する

ライフイベント&キャッシュフロー表で「見える化」する

 想定されるライフイベントとキャッシュフローを連動させて、ファイナンシャルプランを立てていきます。

図2 イベント&キャッシュフロー表の作成

●ライフイベント表を作成する

 思い立ったが吉日、今日を起点に、家族構成とそれぞれの年齢を書き出し、ご自身と家族各人に想定されるライフイベントを書き出してみましょう。そして、各イベント時に想定される必要額を記していきます。

 その場合、必要とされるであろう額については、今後の貨幣価値や物価の変動などを考慮して設定するとよいのですが、現実にはなかなか難しいところがあります。そこで、自分で想定する概ねの変動率を加味しながら、必要と思われる額を計上すればよいでしょう。

 ここは、あくまでも、現時点での将来に向かった想定必要額とキャッシュフローを明確にすることを目的としています。

●長期的なキャッシュフロー表を作成する

 たとえば 50 歳を起点として考えるとすると、この先 30 余年の長期計画を立てることになります。

 ライフイベント表とキャッシュフロー表を別々に作成する方法もありますが、ここでは、それらが一目でわかるよう、想定されるライフイベントとそれに対応するキャッシュフローを合わせた表を作成します。

1 2 3 次のページ ≫

著者 : 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士) YWOO株式会社代表取締役社長。日本年金学会正会員。損害保険業界に5年間、派遣業界に15年間勤務の後、2006年起業独立。企業の人事コンサルティング、営業支援コンサルティング、バックオフィスアウトソース受託業、執筆、出版社・公的機関等にて社会人・実務者セミナー講師、企業内研修(人材育成)企画・講師を務める。
http://www.ywoo.co.jp/
月刊企業実務購読のご案内

最大8%OFF!! Fujisan.co.jpでお得にお求めいただけます!

購読のご案内

月刊『企業実務』ご購読はこちら

関連記事

企業実務見本誌のご請求
新着記事
アクセスランキング
女性活躍推進特集
エヌ・ジェイ出版販売は、
Women Will の取り組みを応援しています。