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50歳からのキャリアプランニング 第6回

セカンドライフに必要な「保障」は何か?じっくり考えて保険を見直そう

[ 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士)]

「50歳」といえば、いよいよ「定年」が現実のものとして意識され始める年齢でしょう。残りの会社員生活と同じかそれ以上に長い「定年後」の人生を自分はどのように生きたいのか。50歳だからこそ、将来に向けたキャリアプランニングが大切になってきます。

セカンドライフに必要な「保障」は何か?じっくり考えて保険を見直そう

50歳を過ぎたら、1年に1回は保険を見直す癖をつけよう

 今年も年末調整の時期がやってきました。年末調整時に生命保険や地震保険などの支払保険料を申告して、保険料控除を受けるという方も多いことでしょう。

 そんな方に、お勧めしたいことがあります。それが「保険の見直し」です。

 とくに50歳になったら、ぜひ、1年に1回は保険を確認し、必要に応じて保障の見直しをしませんか。保険料を申告する年末調整のこの時期こそ、その絶好のチャンスです。

 この連載のなかでも再三申し上げてきましたが、50代は人生の過渡期です。
 子どもが社会人になったり、親元を離れて自立したりということもあるでしょう。単身者であれば、自分の将来について、より現実味をもって計画を立てる時期となるでしょう。

 介護保障保険が売れているのも、この世代です。

 このように、家族や生活環境に変化がある(=ライフステージが変わる)ときこそ、保険を見直すことが重要なのです。

「遺族への保障」から「自分への補償」へ

 まず、現在加入している保険をすべて、生命保険だけではなく損害保険も含めて保険契約とその担保内容(目的)、そして保険料を書き出してみてください。特約をつけている場合には、特約の内容まで書き出します。

 さて、全体を見回してみて何か気づくことはありませんか? たとえば、重複した保障があったり、偏った保障になっていたりしないでしょうか?

 毎月数千円程度の保険料負担であっても、それが1年、10年、20年…となるとけっこうな金額になります。どうせなら、重複する保障や必要がなくなった保障を削り、その分の保険料をこれからの人生のために本当に必要な保障のために支払いたいものです。

 50歳代の方の多くが、おそらく、保障内容の比重を遺族への保障(死亡保障重視)から自分への補償(病気やケガ、介護保障を重視)に切り替える方向で見直すことになるでしょう。

生命保険の3つの見直しパターン

 保険期間が長く、保険料負担が重い生命保険は、家計の負担になることがあります。だからこそ、定期的な保険の確認と見直しが大切です。

 ところで、保険の見直しとひと言でいっても、

・現在加入している生命保険と違う生命保険に加入する
・現在加入している生命保険を続けながら、保障を見直す

 の2つの原則的な見直しのパターンと、さらに、

・この先は保険料を支払わずに保険を継続(または変更)する

 という3つのパターンが考えられます。

■保障内容を見直すときの3つのパターン

 ●現在と違う生命保険に加入し直す→「転換」「解約」
 ●現在の生命保険を続けながら、保障を見直す
  →「追加契約」「特約の中途付加」「減額」「特約の解約」
 ●払済保険の変更・延長(定期)保険に変更する

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著者 : 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士) YWOO株式会社代表取締役社長。日本年金学会正会員。損害保険業界に5年間、派遣業界に15年間勤務の後、2006年起業独立。企業の人事コンサルティング、営業支援コンサルティング、バックオフィスアウトソース受託業、執筆、出版社・公的機関等にて社会人・実務者セミナー講師、企業内研修(人材育成)企画・講師を務める。
http://www.ywoo.co.jp/
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