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50歳からのキャリアプランニング 第6回

セカンドライフに必要な「保障」は何か?じっくり考えて保険を見直そう

[ 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士)]

「50歳」といえば、いよいよ「定年」が現実のものとして意識され始める年齢でしょう。残りの会社員生活と同じかそれ以上に長い「定年後」の人生を自分はどのように生きたいのか。50歳だからこそ、将来に向けたキャリアプランニングが大切になってきます。

セカンドライフに必要な「保障」は何か?じっくり考えて保険を見直そう

この後の保険料を支払わないで生命保険を継続する方法

 最後に、この先は保険料を支払わないで生命保険を継続(変更)する方法を紹介しましょう。

 これには、保険期間を変えずに保障額を変更する(「払済保険」に変更する)方法と、保険期間を変えて従前の保障額を維持する(「延長(定期)保険」に変更する)方法の2つがあります。

保険料を払い込まずに生命保険を継続する方法

 ただし、払済保険に変更、あるいは延長(定期)保険に変更すると、原則として加入していた生命保険に付けていた特約はなくなります。また、解約返戻金が少ないと変更できない場合もあります。

 さらに、加入中の生命保険に特別条件(例えば傷病歴による保険料割増等)が付いている場合なども、払済保険等に変更することができません。

 将来に向かって、家計の状況や家族状況等が今後どのように変化するかを見通すことで、保険の見直しの方向が決まります。だからこそ、ライフステージが変わるごとに、保険を見直す必要があるのです。

 今こそ、じっくりと保険を見つめ直してみませんか。

 そして毎年の年末調整時に、加入している保険内容を確認し、必要に応じて保険契約を見直す習慣をつけましょう。

※それぞれのしくみについて、取扱い方法が異なる場合があります。詳細は加入する保険会社にお問い合わせください。

▼連載「50歳からのキャリアプランニング」

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著者 : 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士) YWOO株式会社代表取締役社長。日本年金学会正会員。損害保険業界に5年間、派遣業界に15年間勤務の後、2006年起業独立。企業の人事コンサルティング、営業支援コンサルティング、バックオフィスアウトソース受託業、執筆、出版社・公的機関等にて社会人・実務者セミナー講師、企業内研修(人材育成)企画・講師を務める。
http://www.ywoo.co.jp/
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