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50歳からのキャリアプランニング 第5回

「不純な動機」と「変化を楽しむ」気持ちが定年後人生の「やる気」に火をつける!?

[ 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士)]

「50歳」といえば、いよいよ「定年」が現実のものとして意識され始める年齢でしょう。残りの会社員生活と同じかそれ以上に長い「定年後」の人生を自分はどのように生きたいのか。50歳だからこそ、将来に向けたキャリアプランニングが大切になってきます。

「不純な動機」と「変化を楽しむ」気持ちが定年後人生の「やる気」に火をつける!?

あなたの「モチベーション」は元気ですか?

 第3回(定年後の「ライフプラン=夢」と「お金」について考えよう)、第4回(キャッシュフロー表と家計バランスシートで定年後生活を「見える化」しよう)とお金の話が続きましたので、ここで少し趣を変えたいと思います。

 さて、50 歳から先の人生を見据えたとき、「仕事との向き合い方」を考えないわけにはいきません。50 歳を迎える多くの会社員にとって、社会に出てから約 30 年の人生でもっとも多くの時間を費やしてきたのは、やはり「仕事」だったはずです。

 では、皆さんにとって「仕事」とは何ですか?

 生きるための糧を得るためのもの…そうですね。それは間違いない。
 でも、それだけでしょうか。たとえ生きるためであったとしても、できるだけ仕事を充実させ、仕事をとおして自己実現を図るために努力をして、ここまできたのではありませんか。

 もちろん思い描いたとおりの仕事人生ではなかったかもしれません。いや、思いどおりにならないことが多いのが人生です。仕事に対するモチベーションが下がったことも、きっと1度や2度ではなかったはずです。

 そんなとき、「なんとかして仕事に対するモチベーションを上げよう」と努力した経験はありませんか?

 そこで、今回は仕事やキャリアについて考える前に、ちょっと寄り道。「モチベーション」について考えてみましょう。

「不純な動機」こそが「やる気」のスイッチを入れる?

 行動科学という分野があります。アブラハム・マズローの欲求 5 段階説は有名ですね。
 これを「仕事人生」としてとらえてみると、50 歳は自我の欲求から自己実現の欲求(または、マズローが晩年唱えたという「自己超越」)の段階に差し掛かるときかもしれません。

アブラハム・マズローの欲求 5 段階説

 また、モチベーション=「やる気をつける機動力・原動力」として考えたとき、やる気のスイッチには「ホワイトエンジン」と「ブラックエンジン」があるという説があります。

「ホワイトエンジン」と「ブラックエンジン」

 ブラックエンジンは、他人からみると不純な動機、欲に駆られた動機ともいえますので、モチベーションの機動力・原動力にすることを遠慮する人が多いかもしれません。

 が、しかし、何か困難なことにチャレンジするときに、実はこのブラックエンジンが欠かせないといいます。

 やる気のエンジンとして威力が強いのは、ホワイトエンジンよりもむしろブラックエンジンだとされているのです。こう考えると、ブラックエンジンもそう悪いものではありません。

 ただし、ブラックエンジンだけで突っ走ると息切れしてしまいますし、持続的な良い結果を導き出すことはできません。

 そこで、ブラックエンジンだけでなく、ホワイトエンジンも発動させる習慣を身につけることが、必要かつ重要になります。なぜならば、「持続的な成功」には、周囲からの信頼や協力が必要だからです。

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著者 : 渡辺 葉子<わたなべ・ようこ>(特定社会保険労務士) YWOO株式会社代表取締役社長。日本年金学会正会員。損害保険業界に5年間、派遣業界に15年間勤務の後、2006年起業独立。企業の人事コンサルティング、営業支援コンサルティング、バックオフィスアウトソース受託業、執筆、出版社・公的機関等にて社会人・実務者セミナー講師、企業内研修(人材育成)企画・講師を務める。
http://www.ywoo.co.jp/
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