年始の行事運営
年始の関連行事は簡略化される傾向にありますが、新しい1年に向けて経営活動のスタートを切る日です。経営トップから年頭にあたっての経営姿勢や抱負、事業計画を発表したり、社員に対する期待などについて話すことで社員が心を新たに気持ちも引き締まり、目的を共有して仕事に取り組むことができるでしょう。
ただし、感染症対策として、多くの社員が一堂に会することは避けたいところです。オンラインや動画を使った配信など、密にならないような方法でトップのメッセージを伝えることも一法です。
総務部門としては、その際の準備・対応等を考えておきましょう。
年始の事務手続き
年末年始の休暇中に届いた郵便物などの文書類を配付します。
こちらから出していない相手から年賀状を受け取った場合には、速やかに返礼を出します。先方に届くのが1月7日(関東で一般に松の内とされる期間)を過ぎてしまいそうなものは、「寒中見舞い」としましょう。
受け取った年賀状は、発送先リストや住所録等と突き合わせ、住所、役職などに変更がないかチェックします。変更があった場合は、住所録などに反映させます。
また、2022年の行事日程・就業に関するカレンダー・七曜表を社員に配付し、今後1年の行事日程や休日等の周知徹底を図ることも大切です。
また、自社の営業日や休業日、行事などを周知するため、取引先等に就業カレンダーを郵送・配付します。
文書の整理と保存・廃棄
源泉徴収簿は、源泉徴収票の作成が終了した時点で前年分を閉鎖します。
暦年で区分している他の保存文書についても、すべての処理が終わったことを確認したうえで、法定保存年限や社内規程に従って整理しましょう。