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【3分でかんたん解説】

「棚卸(たなおろし)」ってなに?

[ 企業実務オンライン ]

今回のテーマは「棚卸」についてです。 初心者の方向けに、棚卸を“わかりやすく簡単に”解説していきます!

棚卸とは?

棚卸は、簡単に説明すると“商品の在庫を確認する作業”をいいます。

例えば、あなたがアパレルショップのスタッフだとします。
ここでいう商品は、販売するもの--つまり洋服になります。
ここまでで、「洋服の在庫を確認する作業だ」と理解できるかと思います。

では、棚卸でいう「洋服の在庫を確認」を具体的に説明すると、

  1. 在庫数の確認
  2. 在庫の品質確認

という2つが重要となります。

1.在庫数の確認

商品の仕入れや売上を反映させた帳簿上の在庫数と、店舗にある実際の在庫数を確認する作業になります。
つまり、在庫管理のデータと実際の在庫数にまちがいがないか確認する作業です。

在庫数を確認する目的は、「不正防止」と「正確な在庫数の把握」です。

在庫数を確認することで、関係者が商品を盗んでいたり、在庫数の水増しをして利益を過大に見せたりという「不正」を防ぐことができます。

また、期末決算で正しい利益を決算書に反映させるために必要となります。
正しい利益を算出するためには、正確な資産価値(在庫は資産の一部)の把握をすることが必要となるのです。

2.在庫の品質確認

在庫の品質確認とは、ほつれ・汚れ・破損など「商品として販売できる状態であるのか」を確認する作業になります。

品質確認の目的としては、不良品は商品として扱えませんから、実際の在庫として数えないようにするためです。
不良品を商品として実際の在庫に数えてしまうと、正確な在庫数、すなわち正しい資産価値を把握できなくなってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
ここまで例えでご説明しましたが、なんとなく「棚卸」つまりは“商品の在庫を確認”する作業なんだっ!・・・と理解できたでしょうか。

棚卸も会社によって、方法と実施頻度が異なるのでその点も頭に入れておく必要がありますね。

もし詳しく知りたいという方は『企業実務』サポートクラブ会員限定のビジネス知識で解説しているので、ぜひお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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